JR東海が2013年9月18日に、リニア中央新幹線の品川~名古屋間のルート、中間駅を最終決定した。
神奈川県相模原市緑区の橋本駅のほぼ真下の地下を通過する為、橋本駅が品川からの最初の停車駅となる。
地下20~30メートルの位置に建設される予定で、地下3階構造の予定。2015年春には着工する見通しだ。
ちなみに、橋本駅から品川駅は約5分~8分程度の所要時間となる見込みだ。自分の座席がどこか?とウロウロしている間に、到着しそうな時間で、トイレに行く暇もないだろう・・。
JR東海の想定の一つでは、1時間に5本のダイヤで、4本は品川-名古屋間直通。残りの1本、すなわち1時間に1本が各駅停車となる構想もあるので、橋本駅停車は1時間に1本程度になるようだ。
橋本駅前の県立相原高校は2014年に移転する予定で、その跡地がリニア駅建設と、周辺の再開発になる。
すぐには無理だろうが、将来的には、現在の新横浜駅周辺のように開発される見込みだと言う。その為、橋本駅周辺の地価も上昇している。
なお、リニア新幹線の橋本駅の名称は、地方の人でも分かりやすい新しい名称(神奈川橋本など?)になる可能性も有る。
また、換気や防災上から非常口を約5キロ間隔で設置すると言うので、相模原市内に何カ所も非常口ができそうだ。
具体的な非常口は、串川グランド付近、オートザム津久井付近。
そして、相模川を横断する部分が「地上路線(橋)」になり、圏央道の相模原IC付近をリニア線が通過予定。変電設備もできる。
また、道志川 (青山貯水池付近)にも、橋脚ができる見込みですが、短いので、リニアが通過しても一瞬となるでしょう。
しかし、相模川部分は、首都圏で地上を走行する数少ない箇所としての観光化も期待できる。
また、相模原市緑区鳥屋(とや)には「車両基地」が建設される予定だ。
面積約50ヘクタール(延長約2キロ、最大幅約350メートル)の車両基地は鳥屋小学校・鳥屋中学校の移転が生じないよう計画するようで、車両基地への引き込み線も新たに盛り込まれた。
津久井ゴルフクラブの地下部分にポイントができて、引き込み線に分岐。そして、仙洞寺山の地下を通過して、鳥屋地区の串川の西側に、南北ななめ右寄りで車両基地ができるようだ。
整備や故障機器交換の為、地上に車庫ができ、保守・点検施設もできる。その為、車両基地じたいが「観光資源」になる可能性がある。
品川と名古屋を最短40分で結ぶリニア中央新幹線は2027年に開業予定。
ただし、山梨県から東京側のトンネルは、難工事も予想される為、状況によっては開業が遅れる可能性もあるかと推測する。
※その後、リニア新幹線の品川~名古屋間は、静岡県の工事開始遅れにより、2027年開業は難しい状況となっている。
<注釈> 更に、2022年6月のJR東海・株主総会で2027年開業が難しいと表明。
→リニア中央新幹線 相模原市 橋本駅付近緑区の建設予定地図
→リニア中央新幹線 相模原市緑区(津久井)の建設予定地図 鳥屋の車両基地も
→橋本駅からリニア新幹線の所要時間・運賃「予測」
→横濱鉄道(横浜鉄道)の開通 【JR横浜線】
→幻に終わった相模原の鉄道 「相武電気鉄道」
→空想「相武鉄道2018」概要~創立から【相模電鉄物語】
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