橋本駅からリニア新幹線の所要時間・運賃「予測」

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JR東海「リニア中央新幹線」橋本駅(仮名)からの運賃(キップ代)・所要時間などを予測した内容ですが、記述させて頂きます。
JR東海・リニア中央新幹線の駅は、地下ホームになります。
地上から20~30mほど深いところですので、結構、深さはあります。
そのため、JR横浜線・相模線や京王・相模原線からの乗り換え時間は、10分程度見た方が良いと推測されます。


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運賃や乗車時間などの部分は、一部予測もありますが、これまでJR東海が見解を示している内容も含めて、総合的に明記してみます。




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橋本(仮名称) → 品川駅

橋本駅(仮名)から品川駅まで、リニア線の所要時間は、約5分~8分程度と見込まれています。
橋本駅に停車する列車で品川駅まで乗ると、乗車時間は8分~10分程度になりそうです。
自分の座席がどこか?とウロウロしている間に、到着しそうな時間でして、トイレに行ってたら品川到着となりそうです。

なお、JR東海の想定としては、1時間に5本のダイヤで、4本が品川-名古屋間の直通を予定しています。
残りの1本が各駅のリニア線でして、1時間に1本が各駅停車となる構想もあるため、開業当初の橋本駅の停車は1時間に1本程度になる可能性があります。

工事中の橋本駅リニア地下駅

ちなみに、東海道新幹線が開業したときの新横浜駅も、当初は「こだま」が1時間に2本停車するだけで「ひかり」は止まりませんでしたので、橋本も最初ころは同様な感じと言えそうです。
<注釈> 現在の新横浜は発展したため、ひかり・のぞみ共に全列車停車している。

ただし、スピードが速いリニアで1時間に5本体制では、ダイヤ(運行密度)にはかなり余裕がありますので、リニア線を通勤として利用する人が増えれば、各駅の本数は増える可能性があります。
※新大阪まで伸びたら、運行本数は更に増えるものと推測致します。

運賃・料金の部分ですが、JR東海としては、東海道新幹線より少し高いくらいの運賃設定との見解が過去にあります。
となりますと、橋本~品川の乗車料金・キップ代としては、片道1500円~2000円程度と推測されます。


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リニア線の車庫は津久井(鳥屋)ですので、車庫から出るのと入るので、早朝の品川行きと、終電間際の品川 → 橋本としての短距離区間ダイヤが数本程度組まれる可能性があります。
そうなりますと、この短い区間を走る場合のみ半額など、特別に安い運賃が組まれることが考えられますが、どうなるかは不明です。

橋本 → 名古屋

品川から名古屋駅は40分で結ぶようですが、それはノンストップである直通での話です。
橋本駅は途中駅でして、名古屋方面の場合、甲府付近と伊那付近、中津川付近の3駅にも停車することになりますので、橋本から名古屋駅までは、約50分~60分程度の所要時間になると推測しています。
それでも、ぜんぜん速いですけどね。

橋本から名古屋の片道料金は、1万1000円~1万5000円程度で落ち着くのではないかと推測します。

切符の購入

リニア線のキップはすべて、インターネット販売になる見込みですが、既存の駅の窓口や、旅行会社などでも購入できるようにはなるでしょう。
なお、リニア線の駅で、券売機は設置されない予定です。
リニア線の駅の改札口近くで、キップを購入しようと思っても買えない予定です。
基本的には「スマートフォン」などの端末から予約・購入と言う事になりそうです。
また、防犯面で不審者を防ぐと言う意味合い的にも、恐らくは事前利用登録のうえ「顔認証」などで乗車できる仕組みになると推測します。
ただ、日本は世界に比べてITが遅れている(慎重すぎる)ため、まだなんとも言えません。

インターネット販売だけになった場合、運転ダイヤを固定する必要もなくなり、鉄道会社が需要に応じて自由に変更しやすいです。
例えば、朝8時の列車が予約満席近くになったら、急きょ臨時便を1本増やすなど、調整が行いやすくなります。
そのため国内航空と同じように、乗る人が少ない時間帯は安くなったり、早くチケットを購入すると割引があると言う感じになるように感じます。
その場合、逆に当日購入だとエラく高くなると言う事もあり得ます。

新型コロナの影響

2020年から新型コロナウイルスの影響で、東海道新幹線の利用客も減りました。
今後、出張も一部は取りやめて、テレビ会議で済ますような「新しい生活様式」へと進んでいくことでしょうし、外国人旅行者も2019年のように、たくさん来日すると言う事は当面考えられません。
そのため、リニア新幹線も、様々な対応・対策を講じてくることになるでしょう。
よって、上記の予想も、本番ではぜんぜん異なる状態になると言う事も、あり得ます。

例えば、座席も、個室形式になったり、パーテーションで仕切ったりすることになると、設備投資もかかりますので、その分、運賃も高くなることでしょう。
想定していた利用者が、実際には少ないと言う事でしたら、運転本数も減る可能性もあります。
ただし、東海道新幹線は、線路・設備などの老朽化が進んでいるため、長期間、止めた場合の代替路線が、リニア新幹線でもあります。
そのため、建設を辞めると言う事は、JR東海が倒産でもしない限り、今のところ考えられません。
しかし、静岡県内に建設するトンネルでの地下水減少を、静岡県が問題視していますので、工事が遅れて開業も遅れる可能性があります。


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2027年開業予定のリニア新幹線には、引き続き注目する必要があります。
<注釈> 静岡県の地下水指摘問題があり、2022年6月のJR東海・株主総会で2027年開業が難しいと表明。

小田急・多摩線のJR相模原駅への延伸計画も、小田急の本音としては、相模原駅から国道16号の地下をとおって橋本まで伸ばしたいようです。

何か変化があれば、この記事もその都度、最新状態に更新させて頂く予定です。

リニア中央新幹線 相模原市 橋本駅付近緑区の建設予定地図
リニア中央新幹線 相模原市緑区(津久井)の建設予定地図 鳥屋の車両基地も