仙洞寺山烽火台 相模原にある北条家の監視城

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 相模原の津久井・道志川と串川の間にある仙洞寺山583mは「火海(ひうみ)峠」と呼ばれ、この山が津久井城と伏馬田城との中間点に位置することからも、烽火台として使用したと考えられます。

 津久井には、烽火の火が消えず、付近一帯の山が本当に火に包まれたという伝説もあります。
 別の伝説では、山麓にある光明寺が武田軍によって焼かれ、その火で山も焼けてしまったので、仙洞寺山の南西尾根が火海峠と名づけられたとの事。

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 山頂付近からは津久井城が近いことがわかり、冬の晴れた日には都心の高層ビル群や薄っすら筑波山も望める展望らしいですが、余り遺構なども無いようなので、登ってはいません。

 2006年現在、この付近は「ニホンザル」が出没し農作物を荒らしたりするので、相模原市が監視・対策を講じています。
 また、2014年頃には「クマ」も出たと言う事で、熊危険の看板が見受けられます。
 更に、仙洞寺山の南側に当たる、鳥屋地区には、JR東海のリニア新幹線車両基地の建設予定地となっています。

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