国指定・寸沢嵐石器時代遺跡 約4000年前
昭和3年(1928年)7月、畑の耕作中に地表下に石が敷かれている箇所が発見され、長谷川一郎氏による発掘調査で敷石住居跡であることが確認された。
寸沢嵐遺跡(すわらし)は、柄鏡(えかがみ)形敷石住居跡で約4500年前と推定される。
東西約5.1m、南北約4.5mの楕円形の主体部をもち、床には河原石を敷き、その間に小石を詰めて固めて作られており、中央に正六角形の炉が存在。火を焚いた跡がある。
敷石住居とは正六角形の炉を中心にして、平らな石を円形に敷きつめた住居跡で、ほぼ完全な状態で発見されたのが特徴。関東地方にみられる縄文時代後期としての典型的な住居遺跡である。
国指定になったのが、昭和5年と古いので、当時は石器時代のものと考えられていたようだが、現在の区分では縄文時代後期。
史跡寸沢嵐石器時代遺跡として、敷石を覆う六角形の小屋が整備されており、保存・公開されている。
東京都町田市にある高ヶ坂遺跡にも、同様の敷石住居跡がある。
寸沢嵐石器時代遺跡へのアクセス・行き方ですが、下記の地図ポイント地点が遺跡の場所となります。
駐車場は無いので、付近の「首洗い池」の無料駐車場を利用するか、スーパーたからやさんの駐車場を買い物がてらお借りすると良いかも知れません。