小惑星イトカワ探査機の感動的帰還で更に有名なイベントに
2020年冬には「はやぶさ2号」も地球に帰還予定。
2020年11月2日(土)
時間は朝10時~16時30分までとなります。
神奈川県相模原市中央区由野台
はやぶさの管制センターがあった相模原キャンパスの特別公開
JAXAの宇宙科学研究所がある相模原の数少ない貴重な施設系イベント。
1年に1回だけの特別公開で、以前は夏の7月下旬に開催していましたが、夏は酷暑と言う事もあり、11月に変更となるも、JAXA相模原キャンパスが特別公開される。
入場は無料で、各イベントへの参加もほぼ無料。
敷地内では、通常立入る事ができない施設内の公開や、最新の研究内容などが、わかりやすく紹介・展示されており、日本が打ち上げた衛星や、ロケットの模型展示、ミニミニ宇宙学校、水ロケット教室、日本が研究している月面探査機の展示発表などや、いろいろな実験、イベントも盛りだくさんの内容で、相模原からだけでなく、関東圏、遠くは東北・中部・東海地方などからも「宇宙ファン」が訪れる。
ちなみに2008年までは1日限りの公開だったが、2日間に拡大した2009年は2日間合計で13588名の来場者だった。
混雑しても収容限界には問題ないので、入場するのに「待つ」と言う事はなく、すぐに入れる。ただし、各ブースの限定イベントなどは、参加したり見たりするのに多少並ぶ事もある。
さらに、ちなみに申し上げると、帰還した小惑星探査機はやぶさカプセルが2010年に同時無料公開された→相模原市立博物館の方は、2日間で約30000人の来場者となり、最大待ち時間4時間だった。
2009年より「宇宙のなぞに挑戦! ミニミニ図鑑」と称して、無料でバインダーを来場者全員に配布し、各展示・発表ブースにある「冊子」を集めることにより、約30ページにもなる1つの「図鑑」になると言う工夫が加えられた。
また、子供向けには「スタンプラリー」もあり、第1会場~第5会場すべて回ると、先着で記念品がもらえるなどの楽しみもある。
各種イベント類も自分でその場で作って、実際に使ってみるという、子供でも楽しめるものも多く、展示なども堅苦しくない、気軽に楽しめるよう工夫されており、これだけの展示物・説明のパネル・配布物など、準備も大変だったろうと思える内容。
このように「宇宙」の最先端に触れる機会は大変貴重なので、子供にとっても何か感じる事があるはず。是非、1度はご家族で訪れて欲しい。
宇宙開発は日本国家的と言うよりも世界・国際的な事業なので、多くの人々が訪れる割に「儲け主義」の側面は全くないので、一番困るのが「食事」。
飲み物は、お茶・ジュースなど数種類程度の臨時売店が3箇所程度できるものの、食べ物販売はなく、唯一敷地内の食堂が、特別メニュー販売となる。
しかし、常に長蛇の列。他に、やきそばなどの露店販売やテキヤなどは一切ないので、昼時間を滞在するのであれば、弁当・おにぎり持参が懸命な処置。なお、このようなイベント時はトイレに困ったりするものだが、相模原キャンパスの建物の各所トイレが利用できるので、トイレで並ぶ心配はない。
多少、宇宙関係のグッズ販売もあるので、興味がある方は財布の"燃料"を満タンにしてから出掛けて欲しい。
夏の暑い盛りなので、紫外線対策だけでなく、熱中症対策も忘れずに行いたい。
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普段の日でも一部だが見学可能
追記するが、相模原キャンパスは、普段の日でも、一年中を通じて小規模ながら通常見学が無料で可能。
正門の守衛室で警備員さんに見学申込。団体でなければ、事前予約は不要で、はやぶさの実物大模型が展示されているフロアと、野外の実物大のロケット模型(M-Vロケット、M-3SIIロケット)が展示されているエリアなどを見学できる。
余り訪れる方はいなかったが、2010年の惑星探査機はやぶさの地球帰還後には、観光バスのツアーも訪れる盛況となっている。
アクセス情報
遠方から訪れる場合には、東海道新幹線・新横浜駅でJR横浜線の橋本行き・八王子行きに乗り換え。
JR横浜線「淵野辺駅」で下車。淵野辺駅は快速は止まらないので注意。
淵野辺駅の南口から徒歩約20分。
なお、特別公開の日程は、通年だと淵野辺駅から無料のバスが運行される。
ただし、乗車のため、並ぶ列はできる。
特別公開日には、淵野辺公園横の空き地が臨時駐車場(無料)になるが、周辺道路は多少渋滞する。
はやぶさ人気の2010年のイベント時でも満車にはならなかったので、広さは充分だと考えられる。
臨時駐車場の入口は来場案内で、確認して欲しい。
左折入場するように行くのが、スムーズに駐車するコツ。
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印象 | 相模原では貴重な施設系イベント |
遊べる度 | 最低目安90分、最長目安3時間 |
利用料 | 無料 |
駐車場 | 特別公開の際には 臨時駐車場 無料 |
お休み | -- |
時間 | 公式サイトでご確認を |
お店・売店 | 食堂が臨時営業も大変混雑 売店はジュース類と、宇宙関連グッズ販売 |
トイレ | 有 |
公式サイト | JAXA宇宙航空研究開発機構 |
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ご来場の皆様、せっせと正門の「看板」を写真撮っていたので、小生も1枚パチリ・・。
正面玄関から入ったところ。過去3回来た事があるが、さすがに2010年は少し混雑していた。
「はやぶさ」(MUSES-C)の実物大模型展示。昨年(2009年)にもこの場所に展示されていた思うが、見学客の数が違う。
横からも撮影。「はやぶさ」の大きさが良くわかる写真になったと存じます。
相模原の宇宙科学研究所では、このような月面探査機なども研究・開発・実験しているのだ。
実際に「動く」、開発・実験中の探査機も、野外で毎年展示・発表されている。
建物内部の公開模様。各ブースにはわかりやすいパネル説明も随所にあり、また、実際の研究者に直接質問することも可能。
日本ではここにしかないであろう、貴重な実験用の機材なども公開されている。
特殊な素材で囲まれた、特殊な電波無響室。これ1つ作るのにいくら掛かるのだろう?
さながら「宇宙用機材」の製造工場です。大勢の見物客でごったがいしています。
ロケットの一部も展示されています。研究者の説明を熱心に聞く見物客も多いです。ビデオ上映や、3Dシアター上映などもたくさんあります。
普段でも見学可能な、野外のロケット展示。写真には移っていませんが、ロケットの「下」でおにぎり食べていた小学生がいました。(スゴすぎる体験だ)
淵野辺公園の臨時駐車場の風景。プロ野球開催などでも開放される臨時駐車場になっています。
2010年、はやぶさ「カプセル」公開時の相模原市立博物館と、相模原キャンパスの間の道路の風景。
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なお、この淵野辺では周辺にも遊び場などがあります。
よければ、あわせて、ご訪問なさってみて頂けますと幸いです。
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