蓮乗院元屋敷 牧野・相模原

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 1285年に、蓮乗院の開祖・乗海忍性津師が寺を創設した蓮乗院元屋敷。

 極楽寺を開山した忍性上人が、戦火をさけて行基作と言われる阿弥陀如来像を背負って、この牧野の地へ逗留した際に、堂ヶ尾山に草堂を営み「天徳堂」と名付けたことがはじまりとの事です。

 その後、二世・圓海蓮乗僧都が、梨本の地に堂宇が建立され、天徳堂を「牧野山典徳寺」としました。
 そのため、現在でもこの地は「寺屋敷」と呼ばれています。

 三世・乗兼忍海律師が、先師の名を院号として「牧野山徳寺蓮乗院」と改定。

 その蓮乗院は1624年に焼失したようで、その後、1688年に現在の場所・大鐘(神奈川カントリークラブ近く)に再建されたそうです。
 江戸時代には、13の末寺を擁し、村内24ヶ所のお堂と、116ヶ所の宮を別当として管理したと言いますので、地元では由緒あるお寺さんですね。

 神奈川県相模原市緑区牧野にあります。

 

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