2014年12月25日の午前1時5分頃、神奈川県相模原市中央区小山3丁目の市道で、20歳前後の5人が乗った乗用車が電柱に衝突し、後部の右座席に乗っていた、相模原市中央区の川脇圭太さん(19)が全身を強く打ち、病院に運ばれたが1時間30分後に死亡が確認された。また、同乗していた4人も、助骨を折るなどの重軽傷を負った。
5人は会社の同僚で、当時、運転していた相模原市緑区の河本昌希容疑者(20)がふざけて「蛇行運転」を繰り返したところ、スリップして車の右後部が激しく電柱に激突。
時速約60キロで走行していた際にスリップし、半回転した後に電柱に激突したものとみられ、路面にはスリップ痕があった。
後部座席の中央にいた男性(20)、後部座席の左側にいた男性(20)が肋骨(ろっこつ)を折り、肺挫傷などのため重傷。
運転手の河本昌希容疑者はトナカイなどの着ぐるみを着ており「居酒屋で5人で飲んだ後、クリスマスイブなので目立とうと相模原駅へ向かった。途中で盛り上げようと蛇行運転をしていたらスリップした」と話した。
容疑者を含む少なくとも3人は、トナカイ、スーパーマリオ、ガチャピンの着ぐるみ姿で、事故前に居酒屋で飲酒したあとだったと言う。
相模原警察署は、運転していた軽傷の河本昌希容疑者(20)を過失運転致死傷の疑いで逮捕。
ただし、河本容疑者は、アルコール反応があったものの、道交法違反(酒気帯び運転)にあたるアルコール量(呼気1リットルあたり0.15mg以上)は検出されていない。
現場は、小山小学校の信号がある焼肉屋の目の前。
5人は、プレス機械を製造する会社の同僚だった。
お亡くなりになられた方のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。