おひめばたけ(おひめさま)お姫畑 相模原情報質問回答

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 「お姫畑」に関する情報をインターネットで調べましたがほとんどありません。
 初歩的な質問で恐縮ですが、相模原の14・15世紀ごろの状態はどのようにすればわかるでしょうか。どこへ行けばいいでしょうか。どのような本を見ればいいでしょうか。

 上記のご質問を賜りましたので、質問回答として記載させて頂きます。

 ご質問者様が、どの「お姫畑」の事を意図なさっておられるのか、いささが情報に掛けますが、わかる範囲でご回答申し上げます。

 相模原には「おひめばたけ」と言う伝承がございますので、今回のご質問は、その伝承と解釈させて頂きお調べいたしました。

 相模原民話伝説集によると、相模原市の上矢部に「おひめばたけ」と呼ばれる場所があります。

 その話に寄りますと、昔、美しいお姫様がさすらいの果てにこの地へたどり着き、はかなくもこの地で余生を送ったとされ、小祠に祀ったとも言われています。
 この時に12人の家来が「くぐつ師」に身をやつして随従し、姫の最後を見送り、その後この地に居を構えると「12軒村」と呼ばれたそうです。
 しかし、他の土地から来た人でしたので、地元の者には受け入れてもらえず、本百姓にはなれなかっと言います。
 今では断絶し、子孫は残っていないようですが、かつて12の墓があっとそうです。(墓などは現在不明)

 この祠があった場所が、上矢部1丁目の「御所之入横穴古墳」の裏山の頂上でして、まさにその頂上が「おひめばたけ」と呼ばれています。
 なお、この古墳は横穴式古墳群で、男性2体(20~30歳前後)、刀子2点、女性1体(40歳前後)も発掘されていますが、おひめばたけの伝承との関連は不明です。

 この御所之入(ごしょのいり)の場所(住所)は、上矢部1-13となります。

 以上、この程度しか不明ですがご容赦願います。

 なお、このように自分ではどうしようもない細かな歴史などに関する書籍の調べ方ですが、図書館のカウンター(レファレンスサービス)にて「○○の、○○を調べているので知りたい」とご相談なさいますと、図書館の学芸員さんが、データベースから調べて下さります。
 図書館の方も、このような調べものにお応えするのも仕事の1つですので、市民の皆様が利用されるのは全然問題ありません。
 調べたい内容に応じて、相模原市の図書館でも良いですし、国立図書館でもOKです。
 相模原の郷土資料に関しては、淵野辺の相模原市立図書館が一番充実しています。(私も数年に1回程度しか訪れませんが・・。)
 そして、このような調査依頼があった内容は「レファ協」と言うインターネット上のデータベースにも反映されます。
 以外と、過去に同様の案件調査がなされている場合もあり、検索するだけでも参考になる場合もあります。