小倉美咲ちゃん行方不明事件(2019年)「頭蓋骨発見」(2022年)道志村キャンプ場「椿荘オートキャンプ場」小学1年生詳細ニュース時系列

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小倉美咲ちゃん行方不明事件

山梨・道志村のキャンプ場で行方不明になり、安否が非常に心配されている、小学1年生の小倉美咲ちゃん(7歳)の経過・状況の詳細まとめ情報です。
2019年9月21日(土)、小倉美咲ちゃんは、母親の小倉とも子さん(36歳)と長女の3人で、山梨県道志村にある「椿荘オートキャンプ場」を訪れました。
このキャンプは、母・小倉とも子さんが、SNS上で知り合ったと言う「子育てサークル」のキャンプ企画だったようで、そのキャンプに2泊3日の予定で参加するため千葉県成田市から道志村まで来た模様です。

一緒にキャンプをしたのは、SNSで知り合った子育てサークルの家族(参加者7組)との事。
一緒に行った家族も成田市の地域の集まりで、そのなかで仲がいい家族とは、これまでも何度かキャンプにでかけていたとの情報もあるようです。
内訳は下記の通りです。

A家4名(父・母・子2)
B家5名(父・母・子3)
C家5名(父・母・子3)
D家4名(父・母・子2)
E家3名(母・子2)
F家4名(父・母・子1)
小倉家3名(母・子2)
合計27名、父5、母7、子15

外遊びができる子供は、大きい子で小学6年生、1番小さい子が小学1年生。
未就学児は3名。

椿荘オートキャンプ場の場所は、下記の地図ポイント地点になります。

小倉さん家族で何度もキャンプをしているが、道志村のこのキャンプ場は初めてでした。
とても、悲しい事件ではありますが、同じような悲劇が2度と起きないよう、当日の経過・時系列などを下記の通りまとめてみました。

9月11日午前9時、一部のメンバーがキャンプ場に先着
当日の天候は概ね曇り

昼12時15分、小倉とも子さん、長女、次女・美咲さんの3名がが到着
※父・小倉雅さんは、当日仕事が遅くまであり、翌日からの合流予定だった

午後1時、昼食としてグループで「天ぷらそば」を食べたあと、小学生の子供たち12人は、テントを張ったキャンプ場横にある、南の森で遊びはじめる
森では探検ごっこをした模様。

15時35分頃、戻っていた子供たちは、おやつのチョコバナナを食べ、先に食べた子供9人が、再び遊びに行く (森ではなく小川の方に行った模様)
15時40分頃、美咲さんが、遅れて、後を追って遊びに出る「行って来るね」と楽しそうに走って行った
広場から続く下り坂を下った先の丁字路を小川のある左に曲がる姿を母親らが見ていたが、その後の目撃情報はなく行方不明に
15時50分頃、大人が子供たちを迎えに行く
16時頃、美咲さんがいないのに気が付き、父母たちが周辺を探し始め、山の方向も探す
16時17分、LINE(ライン)のグループ機能を使用して、大人が連絡を取り合いながら、捜索しており、テント内なども確認している
16時35分、戻ってきているかもしれないと、再度テントの中を確認する
17時、山間の日没は早く、日暮れとなったため、警察に連絡をした。母・とも子さんは、美咲さんがいなくなったことを、父・雅さんに連絡
17時49分、暗くなってきたので、キャンプ場にライト(懐中電灯)を取りに戻る
18時01分、山梨県警・大月署の警察が椿荘オートキャンプ場に到着
※大月署から現場は距離33km、所要50分。正直なところ神奈川県警津久井署のほうが近いが管轄が違う。
警察は、とも子さんから事情聴取する。その他の大人は捜索を継続しており、更に男親らは自動車で周辺の道路沿いも捜索した。

20時頃、子供らを寝かせて、大人は引き続き周辺を捜索
22時頃、警察と消防が当日の捜索を終了した

9月22日、未明の午前1時30分頃、仕事を切り上げてきた雅さんがキャンプ場に到着。その後、雅さん、とも子さん、協力する仲間らで周辺を引き続き捜索した。
03時頃、夜間の捜索を終了

6時頃、気温約15℃、県警と消防・消防団によりキャンプ場周辺の捜索を開始し、ヘリコプターや警察犬も投入
当日の天候は曇り→雨

16時、天候が悪くなり昼間の捜索を終了

9月23日、機動隊など70人態勢で捜索
道志の森キャンプ場など、違うキャンプ場に対して「女の子を早く探せ」など、迷惑電話などが増加。

9月24日、約70名態勢で捜索
ボランティアでの捜索参加が増えだし、民家・私有地への無断立入りが問題になり始める。
ヘリコプターのほか、初めて熱を感知するセンサーを搭載したドローンも飛ばし、生存者の呼気やにおいに反応する災害救助犬も加わったが、手掛かりがない。

17時、山梨県知事から陸上自衛隊第1特科隊長(北富士)に対して、行方不明者捜索に係る災害派遣要請。
初動として、砲兵部隊である第1特科隊(北富士)90名と、第1通信大隊(練馬)50名が出動した。
※第1特科隊は千葉県南部の台風被害の復旧のため、180名を派遣しているところでの道志にも追加派遣となった。

9月25日、自衛隊も加わり捜索は約290人態勢(ボランティア70人)。山梨県警は、水中も調べるため潜水服姿の機動隊員を新たに投入も、急峻(きゅうしゅん)な地形に阻まれ捜索は難航。
25日~27日の3日間は、陸上自衛隊東部方面航空隊(立川)ヘリUH-1と、東部方面情報処理隊(朝霞)のドローンも投入。

捜索エリアは危険が伴うため、ボランティア保険は、適応対象外になると保険会社が発表。
「みさきちゃん、いた」と言う声が聞こえたとの情報があったが、何かの勘違いだった模様。

9月26日、警察、消防、自衛隊など260人以上で捜索。ドローンやヘリコプターも投入。

警察や消防、自衛隊が1日最大約300人態勢で急斜面や沢、空き家を捜索し、村内で聞き込みも続けてきた。30日までの10日間に延べ約1400人が投入されたが手がかりはない。
約5km離れた「道志の湯」付近で、クマの目撃情報があった模様。

9月27日、300人態勢で7日目も捜索
洋服の切れ端や脱げた靴などの痕跡すら発見されないことから、事件に巻き込まれた可能性も否定できないとし、事故と事件の両面から捜索し、キャンプ場「ブナの森」までなど、東西10キロ近い範囲を探し、点在している計100棟の空き家や倉庫も調べた。
有志が入場料などは通常通り支払い、ボランティア本部をキャンプ場内に設置。

13時55分頃、ボランティアで捜索に参加していた27歳男性から「崖から落ちてけがをした」と110番通報。
通報のあと、電池がなくなったとみられ、スマホに連絡が取れなくなった。
※すぐに連絡が取れなくなったことから、当初「虚偽」なのではなどの噂もあった。

9月28日、約240人態勢で捜索を始めたが、自衛隊155人が28日正午で撤収した
自衛隊は「計画した範囲の捜索はすべて終えた」として撤収を決断。
崖から落ちてけがをしたと言うボランティアは発見に至らず。

ご家族の関係者からボランティアなどに差し入れ。
ボランティア車両が、林道にて脱輪したり衝突する事故などがいくつか発生。
※脱輪は、林道の終点まで行き(方向転換できるスペースが無く)バックで戻る際に、前輪・後輪ともに崖側に脱輪。

9月29日、規模を縮小し、約100人態勢で捜索
6時10分、近くの林道にて自力で歩いている遭難したとみられていたボランティア男性を、小倉さんを捜していた別のボランティア男性が発見した。
遭難していたのは、東京都小平市の田島嵩一(こういち)さん27歳で、ひとりで捜索している途中、ガケから転落したとのこと。
病院に搬送され、右腕などを骨折していたが、命に別条はない。
時間は不明だが、キャンプ場から約2km離れた大室指地区にて熊の目撃情報あり。

地元消防団員も普段の仕事に戻るため、この日で捜索を終了。
ボランティア本部(情報共有拠点)も解散。(ただし翌日以降も、単独で自主的に捜索するボランティアはいる)

9月30日、山梨県警と都留市消防本部の職員ら35人前後の態勢で捜査。これまで周辺の林道や川、山の斜面、空き家などを捜したが、不明となったキャンプ場からやや離れた場所にある、国道沿いの民家への聞き込みを進め、空き小屋などの内部を点検したり、さらに林道を捜したりした。

山梨県警と小倉さん家族は「事件に巻き込まれた可能性もある」として行方不明の小倉美咲ちゃんの写真を始めて公開し「公開捜査」にして情報の提供を呼びかけた。
母・小倉とも子さんは、集まった報道陣の前で、胸の内を「暗くて寒くて不安で、すごく怖いだろうなと思うと涙が止まりませんでした。そんな思いをさせてしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と語り、捜索への感謝とお詫びを述べた。
これまで10日間に延べ約1400人が投入されたが手がかりはない。

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道志村のキャンプ場で行方不明になった小倉美咲ちゃんの写真が公開されました。 僕をフォローしてくれているほとんどの人はキャンプ好きで、ここに写真を載せなくてもこのニュースには関心を抱いてくれていると思いますが、一人でも多くの方に写真を見ていただき、どこかで見ていないか過去の記憶を辿っていただきたくpostしました。見覚えのある方は警察へ連絡をお願いします。 . 同じ歳の娘を持つキャンプ好きとしては他人事には思えず、報道されて以来、毎日ずっと気になっていて、ネットやSNSで情報を探し続けていました。 どうか一日も早く無事に無事に見つかりますように‼️ (このpostは事件解決後、削除予定です) #小倉美咲ちゃん #小倉美咲 #椿荘オートキャンプ場 #道志村キャンプ場 #ファミリーキャンプ #ファミキャン #キャンプ #アウトドア

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10月1日、行方不明になって11日目。警察や消防は約50人態勢で捜索し、キャンプ場の小川が合流する道志川の7キロ下流の道志ダム(相模原市)の水中も捜したが、手掛かりは見つからなかった。
大月署に約500件の情報が寄せられたが、有力情報はない。
午後、ボランティアで捜索に加わっていた東京都練馬区の大沢秀臣さん(48歳)が、クマ2頭と遭遇し、逃げる際に転倒して右足首と手首などを骨折。
美咲さんの捜索とは、別の消防レスキュー隊に救助され、消防防災ヘリにて搬送された後、救急車で病院に運ばれた。命に別状はない。
道志村の防災無線にて「クマが出没した」と放送される。
更に、付近では別のボランティア長野県の50代男性が道に迷い、山梨県警は山岳遭難として捜索開始したが、当日は発見に至らず。
長野県の男性は、早朝から妹と一緒に神奈川県との県境にある大室山(1587m)に入っていたが、道に迷い、別々に捜索していた妹が警察に通報した。

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山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になっている千葉県成田市の小学1年・小倉美咲ちゃん(7) 山梨県警が30日に写真を公開、情報提供を呼びかけています。 (大月署:0554-22-0110) 本日、当時の服装が公開されましたね。 両親のインタビューに違和感 母親は、顔出し 父親は、顔出してない キャンプには子育てサークルで知り合ったという7家族27人が参加 #山梨県道志村 #キャンプ場 #行方不明 #小学1年生 #小倉美咲ちゃん #両親インタビュー #母親 #父親 #違和感 #キャンプ #子育てサークル

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10月2日、朝9時30分から警察や消防など47人態勢で、キャンプ場の近くを流れる道志川などを捜索。
長野県の50代男性が、自力で下山したことが確認されが、小倉さん捜索ボランティアの捜索・救助は3件目となった。
道志村は、ボランティア捜索による怪我や山岳遭難が複数発生しており、警察・消防による捜索活動に支障が出ているとして注意喚起を発表。
現地でのボランティア捜索は自粛に。

10月3日、朝7時から、警察と消防、道志村役場の職員などが35人態勢で捜索。
まだ捜索が及んでいない標高が高いエリアや急斜面には、山岳救助隊の隊員の送り、標高1400メートル付近などを高度な技術を持って捜索。

10月4日、捜索と平行して、79軒の民家や別荘を訪問し、42軒で住民に接触。
留守の民家もあったが、道志村にある629世帯全ての民家への聞き込みは、この日までに完了。

10月5日、行方不明から2週間。朝7時20分から35人態勢で捜索。
8時30分頃、山梨県警機動隊が捜索する様子を林道で取材していた、テレビ朝日報道局の男性カメラマン(36歳、東京都文京区)が、足を踏み外して約5メートル下の沢に転落。
機動隊員が小倉さんの捜索を中断し、救助して病院へ搬送されたが、鎖骨を折るなどの重傷を負った。
これまで約1000件の情報が寄せられているが、発見につながる有力な情報はない。

10月6日(日)、既にキャンプ場周辺の東西15キロ、南北8キロを捜索しつくし、この日の捜索終了を持って、現地での捜索活動を終了。
家族とも相談し、警察は指揮本部を解散した。
これまで延べ1700人が投入されたが、手掛かりひとつ発見に至らなかった。
今後は、聞き込みなどの情報収集は継続し。特異行方不明者として全国に情報提供を求めるほか、有力な情報があれば再捜索する。
椿荘オートキャンプ場は、10月7日より通常営業を再開した。

母親の小倉とも子さんは、成田にてトリミングサロン「BUDDy」を経営する自営業者。

2019年10月12日、全国で死者50名以上を出した台風19号の豪雨により、椿沢があふれ、椿荘オートキャンプ場の25%が削られ、大量の土砂や倒木などに覆われる甚大な被害に。

過去にあった小学生行方不明事件(参考)

2016年5月、北海道小2男児行方不明事件は、行方不明から7日目に、直線距離で約6km離れた陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で無事発見された。
発見された男児は1日で6km進んでいたが、捜索1日目は行方不明場所から半径2km、捜索2日目は半径3km内を捜索しており、演習場内は捜索対象外だった。
偶然立ち寄った自衛隊員が、たまたま発見するに至った。

2018年8月、山口・周防大島町で2歳の男の子が行方不明になった事件では、行方不明から4日目に無事に発見された。
「子供は疲れるから坂は上らず下るだろう」と捜索では予測していたが、実際には行方不明場所から約500m坂道をのぼった沢付近にいて、スーパーボランティア尾畠さんが、捜索開始から30分で発見した。
2歳の男の子は山の中の沢付近で座り込んでおり、沢水を飲んでいたとみられている。

2009年には、岐阜県郡上市「ひるがの高原キャンプ場」にて学校行事の野外授業として訪れていた愛知県常滑西小学校の小学5年生・下村まなみちゃん(10歳)が、4人1グループで遊歩道を散策中に行方不明になりました。
同級生や学校関係者ら約100人が周囲にいる状況下での出来事です。
キャンプ場内はおろか、周囲の山林、ロッジ、ペンション、果ては木の洞(ほら)、水の中、崖も重機で掘り崩してまで捜索しましたが、遺留品のひとつも発見できませんでした。
延べ4000人を動員しましたが、手掛かりがなく、高速のSA「ひるがの高原サービスエリア」などでは、今でも、捜していますと言うポスターが掲示されています。

小倉美咲ちゃん行方不明の考察

まずは、捜索に当たっている皆様や、ご心配なさっているご家族の皆様、関係者様などに、大変お疲れ様ですと申し上げたく存じます。
これだけ捜索しても発見に至らず、特にご家族・お姉ちゃんなどの皆様のお気持ちを考えますと、とても心が痛く感じます。

道志村は、東西に延びた谷間にある村でして、平坦なところは少ないところです。
正直、過疎地ですので、防犯カメラも少ないです。
自衛隊も投入してキャンプ場周辺の斜面なども捜索しても、脱げた靴や持ち物・服の一部なども、一切発見に至りませんでした。
となると、不可解な点もあることから、人間・獣(動物)も含めて、何者かが連れ去った可能性が高まったと言えるかと存じます。

気になるのは、11日目に、捜索していたボランティアが「熊」2頭に遭遇してケガしたことです。
ケガじたいは、逃げようとして転倒したようですが、基本的に熊に遭遇した場合には、急いで逃げてはいけません。
問題なのは、若い熊でしたら、親離れした直後だった可能性があります。
ただし、小熊が2頭もいたとなると、近くに親熊もいた可能性が考えられます。
となると、こんなことは、考えたくありませんが、可能性の話として、小倉美咲ちゃん自身、クマに襲われた可能性も出て来たと感じます。
しかし、襲撃されてケガをしたとしても、小倉美咲ちゃんが発見されないのは、・・・・

熊は「穴」を掘って、その中に獲物として捕獲した「牛」を入れてたのが発見されたと言う報道も先日ありました。
過去にも、クマは馬を襲ってその死体を土の中に埋めて隠していたと言う事例も報告されています。

日本でも、1923年に発生した獣害事件「石狩沼田幌新事件」にて、ヒグマに襲撃された大人が、身体を咥えられて連れ去られ、重傷のまま「保存食」とし地中に埋められたケースがあります。
このときは、山中で熊の餌場に、人間のほうが近づいてしまったようです。
もちろん、埋めずに、その場で食べられてしまうことも多々あります。

小倉美咲ちゃんが、こんなことに会っていないことを強く願いますし、可能性は薄いとは存じますが、ひとつの可能性としてご理解願いたく存じます。

一度人間の味を覚えてしまったヒグマは大変危険です。
また、人を襲う可能性が高くなります。
クマが襲撃する季節は、5月から6月末、9月から10月が多くなります。
ただ、日本でヒグマが生息するのは北海道だけとされており、本州の熊は「ツキノワグマ」となります。

ツキノワグマの子熊は、生まれてから2~3年は、母クマと一緒に行動します。
その子熊を守ろうと、母クマが出くわした人間を攻撃することはあります。

なお、襲撃されなくても、クマが掘ったあとの穴に落ちたことがあると言う山師の方も多いと聞きます。
もし、小倉美咲ちゃんが、なんらかの穴があいていて落下し、そのはずみで、入口が茂みなどでわからなくなってしまったと言う可能性や、子供の背の高さでは脱出できないケースもあるのではと存じます。

ただし、願わくば、まだ、誘拐・拉致された可能性、神隠しにあったようなほうを、極端ですが期待したいところです。
もし、人間が連れ去ったのであれば、まだ元気な姿でいる可能性があるからです。
しかし、わざわざ、人目にもつきやすいキャンプ場で、なおかつ東西のどちらか一方にしか逃走できない、道志にて誘拐するとは考えにくいです。

以上、可能性としての話とは言え、大変むごい可能性も記載しなくてはなりませんでしたが、同じような被害を2度と出さないためにも、あえて記載させて頂きました。
子供からは、絶対に、目を離してはいけません。
保護者の責務だと改めて強く感じました。
ご気分を悪くされた方や、ご家族・関係者の方には、謹んでお詫びを申し上げますが、とにかく無事であることを祈るばかりです。

捜索を行った際には、椿荘オートキャンプ場さんは、長期間閉鎖し営業を見合わせました。
報道関係・警察・消防などの車輌の駐車場としても必要であり、キャンプ場は一般利用ができませんでした。
Dad’s CAMPと言う10月の貸切イベントも、開催中止となりました。
道志村を通過する国道は、東京2020オリンピック自転車ロードレース競技のコースにもなっていました。
※椿荘オートキャンプ場さんさんは、捜索終了の翌日より営業を再開しましたが、その週の週末である10月12日の台風19号にて、キャンプ場に大量の土砂や流木が入るなどの被害を受けて、1ヶ月以上の営業中止予定となっています。

小倉さんは身長約125センチのやせ形。
当日の服装は、黒色の長袖シャツ、ジーパン姿で緑色のスニーカーを履いていました。
情報提供は山梨県警大月署へ。
TEL 0554-22-0110


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ただ、最初の頃の執筆時点で、大月署や山梨県警のホームページを見ても「探しています」と言うポスター表示すら、ないんですよね。
そのため、当サイトと致しましても、インスタにあるものをシェア表示するくらいしか、できていません。
最初は、捜索に集中していて、あとから掲示するのか?と思っていましたが、事件から1ヶ月経過した10月17日現在、まだ、掲載されていません。

ケガなどなく、無事にご家族のもとに戻られることを、心より願っております。

頭蓋骨発見か?

まさに急転直下ですが、2022年4月26日「頭蓋骨らしいものがあると」の通報を受けて、山梨県警が40人態勢で捜索を行いました。

4月23日に、ボランティアで捜索していた40代男性が、椿荘オートキャンプ場から東におよそ600メートル離れた山の中で、骨の一部のような物を発見。
その際、骨であると確信が持てなかったようで、男性は写真だけ撮影して離れましたが、その後も気になっていたようで、4月25日、再び山に入り「人の頭のような骨を見つけた」と山梨県警に通報したとの事です。
山梨県警は、4月26日朝から骨のようなものを回収。
骨の形状は大人のものより小さいと言う警察の証言あり。

<追記> 解剖の結果などから子どもの頭の骨の一部と断定。後頭部の一部で死後数年が経過。
大きさは数センチ程度。切断されたなどの人為的についた痕跡はない模様。

現場は、、現場は、山道の脇(枯れた沢、雨が降れば水が流れる)との情報もあり、急斜面で木や岩陰が多く、捜索しにくい難所との事。
更に付近の捜索を行いましたが、他の部分の骨や着衣などの遺留品は、今のところ見つかっていない。
4月27日は朝9時から30人態勢で捜索するも遺留品などは見つからず。
28日の捜索では、頭蓋骨が見つかった沢の上流にあたる近くの場所で右足用の運動靴を発見。(200m~300mほど沢の上流の腐葉土の下との事)
サイズは20センチ、色はエメラルドグリーンでローマ字で「SYUNSOKU」と書かれていた。
小倉美咲さんが履いていたとされる靴も、エメラルドグリーンのSYUNSOKUだったと言う。
29日の捜索では、右足の靴が見つかった近くの場所で左足用の運動靴と靴下を発見。

5月4日、運動靴が見つかった場所から数メートルの場所にて、新たに数センチ四方の人の骨のようなもの(肩甲骨?)と、黒色とみられる長袖のハイネックを発見。小倉美咲さんが当時、着ていたものと似ているとのこと。

警察は、いずれも人為的に埋められたものではなく、沢の上流から水や土砂によって流された可能性があるとみている模様。


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捜査の場所に立ち入ることもできず、警察と報道からの情報しか手に入りませんので、現場がどのような状況なのか?詳細が不明です。
しかし、4月26日に頭蓋骨の一部が回収され、その後は4月28日に右の靴、200m~300mほど沢の上流にて4月29日に左の靴と靴下、5月4日に骨とハイネックシャツ。
この6点ほどの遺留品などを見つけるのに、約10日間も要したのですから、やはり失踪時の捜索が不十分だったのかな?と言う印象です。

これだけ遺留品を見つけるのに苦労するような地形なのであれば、失踪時の捜索段階で見落とされた地点があったのようにも感じます。
そこに子供が行くことはないだろうと、大人の先入観が働いたりした場所だったのかも?知れません。
もちろん、失踪ではなく誘拐などで、あとから容疑者が遺棄した可能性も無くはありませんので、そのたありも含めて県警の判断に注目です。
いずれにせよ、現場で毎日捜査に当たっている皆様のご苦労には感謝を申し上げるべきではあるでしょう。

DNA鑑定結果

通常、DNA鑑定には最大10日程度要する。
2022年5月2日、山梨県警によると、個人を特定するだけのDNA型が骨から検出されなかったとの事。
これは、骨からDNA鑑定に必要な要素が見つからなかったという事で、骨が小倉美咲さん以外の人間のもと言う事ではない。
もともと、骨にはDNAがとても少なく、血液などがないとDNA鑑定は難しいので予想されていたことでもある。
そのため、山梨県警は、ミトコンドリアDNAを使った鑑定を実施する予定との事。
ミトコンドリアDNAでは、個人識別は難しいが、母方の血縁関係の確認が可能な可能性がある。

5月11日、棒状の骨を2つ発見(右腕と左脚の骨の一部)。

5月12日、ミトコンドリアDNA鑑定の結果、頭の骨は美咲さんの母親とミトコンドリアDNA型が同じということが分かり、警察は「血縁関係があるとして矛盾はない」と発表した。

5月14日、報道によると、進めていたDNA型鑑定の結果が出て、小倉美咲さんの骨だと断定されたとの事。
とても残念な結果となってしまいました。

ご冥福をお祈りするとともに、ご家族・ご友人に謹んでお悔やみを申し上げます。

5月25日、腕と足の骨の一部についても、鑑定の結果3年前に近くで行方不明になった小倉美咲さんのDNAと一致したと発表。

5月28日、新たに骨を1つ発見。
5月31日、新たに掘る4つ発見。

7月までに約30個の人骨のようなものを発見。
肩甲骨や下あごなどの9つの骨は、DNA型鑑定などで美咲さんのものと特定された。

その後しばらく開いたが、引き続きボランティアさんが遺留品を探しているようだ。

2022年10月12日、美咲さんの骨などが発見された枯れた沢で、捜索ボランティア2人が靴下の片方を発見。
靴下は大きさなどから子どものものとみられることから、警察は13日と14日に新たに捜索したが、追加での遺留物は見つからず捜索を打ち切った。
警察は5月に何度も捜索していたはずだが、その後もこのように遺留品が発見されていることを考えると、やはり急斜面での捜査はとても大変で見つかりにくいことが想像できる。


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最初の骨は山道(林道)の崖下で発見したものと推測致しますが、ひょっとしたら道に迷っている中、イノシシやクマに出会い、逃げようとして足を踏み外した?のかも知れません。(ただしガードレールはある模様)
市街地での600mはそんなにたいした距離ではありませんが、山の600mは、クネクネした道を進みますので実質1kmくらい歩くような感じで遠いと感じます。
そのため、一般的に、小学1年生がそんな距離を歩くか?、疑問にも感じますがこのような遭難の事件では、大人の想像を逸した行動を子供が取っている場合もあります。
当初は、南から北に流れるキャンプ場の沢沿いや、遊んでいた場所から家族やキャンパーが多くいた東側で見かけた人がいなかったと言う事から、キャンプ場の西側を重点的に捜索していたと記憶しています。
実際に南へ直線で2500m離れた大室山まで登って捜索していたくらいですのでね。

もし、600m四方を捜索するとなると、東京ドーム10個分くらいの山中をくまなく捜索すると言う状況になります。
実際に、当時は16日間で警察や消防、自衛隊ら延べ約1700人を投入して東西約15キロ、南北約7~8キロにわたる範囲を捜索したとのことです。
警察などは見落としを認めにくいでしょうから、現場も捜索したと言うでしょうが、当時は9月で草木も生い茂っています。
今回発見されたのは4月下旬ですので、9月よりは若干茂みも少なかったかも知れませんが、これは現場を実際に見れない事にはなんとも言えません。

<追記> 母・小倉とも子さんの話によると、この東側も警察・自衛隊に捜索して頂いていたと言う事で、発見当初は骨が娘の物だとは思えない趣旨を述べられておられます。

私も、どちらかと申しますと、状況から西側に行ってしまったのかな?と想像していましたので、東は捜索で一番の盲点だったかも知れません。
もちろん、捜索はしたのでしょうが、こっちにはいないだろうと言う先入観があったり、急斜面と想像すると捜索すること自体が難しい地形だったとも考えられ、よく確認せずにとにかく先を急いだとも考えられますし、台風などで別の場所から発見された場所に移動した可能性も捨てきれません。
よって、当時、捜索した方々を批難することはできません。
海での捜索も同じですが、どこにいるのか?わかりませんので、発見できるかできないかは「運」もあります。

<更に追記> 靴下が、かれた沢の上流で見つかったという事ですが、その上流部へは、キャンプ場から直接東に延びている林道以外のルートで行けるようです。キャンプ場から一旦「西」に向かい、その後、南へと登って行く林道を歩いて、カーブの途中から東へ行ける山道(650mの等高線沿い)があるようです。子どもでも30分ほどで、かれた沢の上流域にたどり着ける場所だと言います。これで、東側で発見された理由もわかってきたような印象を受けます。

あとは、もし殺人であれば、最近になって容疑者が、事故に見せかけるため、その場所に遺棄した可能性も無きにしも非ずでしょう。
となると、他にも骨や遺留品が付近にあるかどうか?がカギとなり、その状況から警察が判断することになるでしょう。

しかし、数年経っても、ボランティアで捜索なさっておられる方がいると言うのには、頭が下がる思いです。

子供の遭難対策

キャンプ場などはじめて訪れた場合、大人でも迷う事があります。
増して、子供たちだけで遊んでいたりすると、方向感覚を誤認してテントを張った場所に戻れなくなる可能性があります。
一番良いのは、常に子供から目を離さない事ですが、キャンプ場などでは大人も食事の準備をしたり、やることがたくさんあるため、なかなか難しいです。
今回のように「林間・谷間のキャンプ場」の場合は、木々で見えにくく、周りの景色も同じに見えたりすることもあるため、戻りたくても方向がわかりにくかった可能性もあります。
そのような場面での教訓としては大変失礼ではございますが、2度と同じ不幸が起きらないよう、保護者にできる対策としては子供に「ホイッスル」を持たせることだと存じます。
登山される方は遭難した場合の救助用として、自分の場所を取らせるため、笛を持参も致します。
山の中で一定間隔で鳴らせば、熊も逃げて行きますので、私も北海道をハイキングするような時には必ず持って行きます。

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暗くなってからでも、笛を吹ければ、自分の居場所を伝えやすくなります。
お守り代わりに笛(ホイッスル)を子供に持たせてみても良いでしょう。
もちろん、はぐれた時には、笛を鳴らすようにと子供に教育したいところです。
ただし、笛は万が一のときの最後の手段です。
原則として、子供から目を離さないようにお願いを申し上げます。