相模原市 田名で小学5年生の女子児童が行方不明 (概要・経緯のまとめ)

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<続報>  2014年1月15日、無事に保護されました

2014年2月7日、容疑者が逮捕されました。

 → 保護に関するニュースはこちらのページに移転致しました。

 → 容疑者逮捕の記事はこちら

 <下記は保護前の記事となります>

 ※行方不明の期間中、早期発見を願い、実名と写真、現場地図を掲載させて頂いておりましたが、無事に保護されましたので、地図・写真は削除し、お名前は匿名内容に変更させて頂きました。

 相模原市中央区田名の清水地区(四ツ谷子供会)に住む、地方公務員(49歳)の3女で、田名北小学校5年の女子児童(11歳)が行方不明になっており、心配されています。

 2014年1月11日(土)の午前中から同級生3人と16時頃まで自宅で友達と遊び、友達が帰る際「犬の散歩に一緒に行かないか」と同級生を誘ったが、同級生は帰宅することになり、自宅の門で友達と逆方向に別れ、飼っている芝犬の散歩にひとりで出掛けとの事です。なお、現金や携帯電話は持っていないとの事で、自宅には祖母・母親がいたが、声を掛けずに出た模様との事。
 その後、姉(16歳)が16時30分頃帰宅(相模原市職員の父親は16時40分頃(17時前頃?)帰宅)した際には、犬(さくらちゃん)だけがいたと言います。
 家族らが心配して3女を捜したが見つからず、18時40分頃、父親から神奈川県警相模原署に相談がありました。
 普段の散歩コースは5分~10分程度とそんなに遠くまで行かなかったようで、リードをつけた犬だけを門の前で見たと言う近所の方の話では、それは16時10分頃だったとの事ですが、その後、16時20分頃に女の子が犬を散歩していたとのを見たと言う複数の別証言もあり、時間の部分において矛盾も生じております。
 犬は、迷子になっても自力で自分の家に戻れますので、その点は不思議ではありませんが、以前にも散歩に出かけた際、犬が引っ張ると手が痛くなってリードを離す事があり、犬だけ先に帰ることがあったとの証言もあります。

 特徴は、身長約155cmで中肉(150cmからその後、情報が訂正になっています) 、黒色のジャンパー、紺色のジーンズで、オレンジの線が入った白色のスニーカーを履き、髪は肩まで、小学5年の女の子にしては背が高い方で、中学生に見えるかもと言う事です。
 3日間捜索しても手掛かりが得られず、事故だけでなく事件の可能性もあるとして、1月14日午後より「公開捜査」に切り替わりました。

 原当麻での殺人未遂事件(相模原の南署管轄)も、犯人の手掛かりが乏しいようですし、相模原署の管内では、1984年にも少女殺害での未解決事件もあります。
 現場に出た警察官は一生懸命、捜索などなさっておられると存じます。相模川中心にヘリも飛んでいたようですし、水中捜索の準備をした警察官も投入されたようで毎日80人体制だった模様です。

 直接関係はないと存じますが、捜索中の1月12日の朝9時40分ごろには、高田橋上流にあたる愛川町角田(田名の対岸)の相模川で、川に沈んでいる身長150cmくらいで65歳以上とみられる女性の遺体を小学校の教諭が発見。
 近くにいた県警の捜査員に届けて、厚木署が身元や死因などを調べているとの事ですが、捜査当局は関係ないと考えているようです。
 また、1月13日になって、付近で後部の窓ガラスが黒い乗用車を見た、不審な人物を見たと言う証言も新たに出てきておりますが、その人物が関係あるのかどうかは不明です。
 街の中と言うよりは、外れと言え、人通りも非常に少ないところで、店舗なども余り無い為、防犯カメラは期待できないと存じます。

 ご自宅のすぐ裏は、数十メートルの崖になっていて、その崖の下は相模川が流れているとの事。田名の辺りだけと言う話ではありませんが、夏の相模川では酔った人が溺れたり、釣り人が流されたりと、相模原消防署管内の相模川だけでも、2013年には4件の水難事故が発生しています。
 2013年4月8日には、磯部の相模川で水難救助訓練していた相模原南消防署(南署)の救助隊も、当初、流れの緩やかな場所で訓練していたところ、強い流れの箇所に流されて堰で救助用アルミボートが転覆。
 助けに行った特別高度救助隊員が乗ったゴムボートも同様に転覆して、合計9人の隊員が流され、陸にいた消防隊員が自ら119番通報したと言う事故も発生しました。
 相模川は穏やかに見えますが、流れは意外とあり、上流でも浅いように見えて、2m~3mと深い所もあるのです。
 とは言え、崖は急斜面とは言え木々が茂り、藪になっています。仮に崖から落ちたとしても、靴なども発見されておらず、簡単に相模川まで滑り落ちたとは考えにくいように感じます。
 当然、警察は念入りに崖や相模川沿いも捜索した事と存じますので、3日間捜して手掛かりが無いのは、犯罪に巻き込まれた可能性も出て来た事と存じます。
 とにかく安否が大変心配されます。

 ご両親やお二人のお姉さんとご家族、ご友人、ご近所や学校関係の皆様も、生存を信じ捜索に加わっておられると存じますし、さぞかしご心配なさっているとお察し致します。一刻も早く無事に発見されることを祈るばかりです。

■追記 行方不明になった理由は?

 行方不明中には、憶測で記載してはいけないと、なぜ、行方不明になったのか? 事故の可能性以外に、その具体的な可能性までは記載致しませんでした。
 しかし、無事に保護されてからと言うもの、現時点では、経緯が発表されないため、今後、子供を持つ市民が、今後、どのように自己防衛して行けば良いのか? あえて、その必要性として、今回の「理由」の推測を記載させて頂くことに致しました。

 分かっているポイントは、財布は自宅に残しており、携帯電話も持っていない、犬だけが自宅に戻った、20kmも離れた交番で早朝に、服装などに乱れや汚れは無く無事に保護され、何があったのか児童は語らない、と言う事です。

 これらを考慮すると、行方不明当初考えられでいた「事故」の可能性は無事であることから全く除外され「誘拐犯に連れ去られた」「誰かと共謀して自宅に戻らなかった」「自分の意志で誰かの世話になっていた」「恐怖心などから語れない」の4点に絞られると推測致します。
 
 所持金が全く無かった事からも、単独での家出でもありません。
 怯えている様子もないとの事ですが、誘拐の可能性は、捨て切れません。
 SNS(LINEなど)で知り合った人と行動を共にしていたと言う可能性も考えられますが、携帯電話を持っていない事からも、この可能性にも疑問が生じます。
 
 と言う事で、現状として相模原で子供を持つ親としては「子供をひとりで出掛けさせない」と言う対策を講じるしかありません。
 友達の家に遊びに行くのも、必ず保護者が付き添ったり、もしくは、しばらく遊ぶのを禁止するなどの対策をするしかありません。捜査の機密性とはいえ、理由が発表されていない限り、誘拐犯がまだ潜んでいる事も考えられますからね。本当の事が分からない限り、仕方ないところです。

 ※行方不明の方の早期発見を願いまして、無事に発見されるまでの間、実名にて公開させて頂くことをご理解願います。
 ※公開捜査となりましたので、このまま実名を掲載し、自粛しておりましたお写真を新たに掲載させて頂きました。
 ※無事に保護されましたので、実名記載と写真、地図は削除させて頂きました。