第23回オリンピック冬季競技大会(2018年・平昌オリンピック)に出場する、相模原出身の齋藤仁美選手・齋藤慧選手の壮行会やハブリックビューイングが開催されました。
韓国で開催されるピョンチャン・オリンピック冬季競技大会にスピードスケート「ショートトラック」五輪日本代表選手として出場した日本代表選手です。
相模原市在住の齋藤仁美(さいとう-ひとみ)選手、齋藤慧(さいとう-けい)選手は、ご兄弟で神奈川県相模原市にご実家もございます。
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パブリックビューイング開催
シュートトラック女子1000mに出場している、齋藤仁美選手が見事予選を突破しました。
メダルを懸けた戦いは、2018年2月21日の夜となります。
相模原市では、下記の通り「パブリックビューイング」を実施予定です。
もしかしたら、新聞社やテレビ局などの取材があるかも知れません。
2月22日夜18時30分より
相模原市役所1階ロビー
齋藤仁美選手の出場予定は下記のとおりです。
女子1000m (ショートトラック)
午後7時14分~午後7時26分出走「準々決勝」
午後7時51分~午後7時56分出走「準決勝」
午後8時23分~午後8時30分出走「決勝」
暖房がないとの事ですので、寒くないようカイロなど持参すると良いかも知れません。
市役所の駐車場は2時間まで無料です。
■壮行会(実施済)
2018年1月12日(金曜日)夕方16時30分~17時
実施済
相模原市役所「本館」1階ロビー
参加希望者は直接会場に起こし頂ければ大丈夫ですが、前の方の座席に座る場合にはお早めのほうが良いでしょう。
整理券など、そのようなものは無い予定ですが、混雑時は立ち見になる見込みです。
選手
齋藤仁美選手(レディース/女子)
SAITO Hitomi
1990年07月09日生まれ
清新小学校・清新中学校・麻溝台高等学校・神奈川大学(2013年人間科学部卒)・オーエンス
メダルには届きませんでしたが、韓国2018年・平昌オリンピックでの成績は下記のとおりです。
平昌オリンピック・ショートトラック代表選手
女子3000mリレー(5-8位順位決定戦)タイム4:13.072で6位
女子1000m(準々決勝出場)準々決勝4位で敗退(日本代表選手で最高順位)
齋藤慧選手(メンズ/男子)
SAITO Kei
1996年02月20日生まれ
清新小学校・清新中学校・光明学園相模原高等学校出身、神奈川大学(人間科学部4年)
平昌オリンピック・ショートトラック代表選手
出場なし
ドーピング検査で陽性反応
平昌冬季五輪スピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧選手ですが、2018年2月12日、冬季五輪の日本勢では史上初めてとなるドーピング陽性という事で、日本オリンピック委員会(JOC)は2月13日に公表する予定です。
韓国入りした2月4日の夜に江陵選手村で抜き打ち検査があり検出されました。
過去の日本選手では、夏季五輪にて1984年ロサンゼルス・オリンピックにて、バレーボール男子選手から興奮剤が検出された例があります。
今回のオリンピックでは、ロシアが国家ぐるみでドーピングを行っていたとして国としての出場ができないなど、ドーピングは大きく注目されている中でのことです。
例えば、市販されている栄養ドリンクや、風邪薬の成分にも、ドーピング違反となる薬物が含まれています。
そんなことは、コーチや選手も日頃より学んでいるはずですが、ウッカリ・ミスがあったのか、それとも故意なのか?
優勝候補であれば、誰かに盛られたと言う可能性もあるかと存じますが、大変失礼ながらそこまで注目されている選手でもありません。
日頃は真面目で温厚で平身低頭な斎藤慧選手ですが、本人は、ドーピングしてないと話していると言う情報もあります。
いずれにせよ、自己管理の甘さは否めません。
続報です。
その後、スポーツ仲裁裁判所(CAS)はドーピング隠しの目的と疑われる禁止薬物アセタゾラミドが、B検体でも検出されたため、暫定資格停止にすると発表しました。
このアセタゾラミドは、利尿剤として使われるもので、本来は高山病予防などの治療薬に含まれる成分です。
ただし、筋肉増強剤を隠蔽(いんぺい)する目的などで、このアセタゾラミドを使う選手がいるため、禁止薬物のひとつに指定されています。
斎藤慧(さいとう-けい)選手は、改めて身に覚えがないと発表致しましたが、オリンピックを戦っているチームにも迷惑をかけると自発的に選手村を出ています。
陽性反応が出たため暫定的な資格停止となっています。
まだ、故意にドーピングしたとは確定はしていませんが、その判断はオリンピックが終わったあと、裁定となる予定です。
なお、インターネット上の声からは、概ね「潔白でしょう」と言う意見が多いようです。
ご本人に対しては大変失礼かとは存じますが、齋藤慧選手は、5人代表になっているショートトラックの選手の中でも5番手であり、4人が出場する5000mリレーでも、予備選手の立場です。
要するに、代表選手として韓国に入りましたが、他の仲間がケガでもしない限り、レースには出場できない可能性が、もともと高い、控えの選手です。
そんな選手が、自らドーピングをする、しかも利尿作用がある薬を飲むなんて事を行っても、意味がありません。
日本選手団の発表によると国内合宿中に行った1月29日の検査では、一切禁止薬物は検出されなかったと言います。
また、検出された薬物は日本では処方箋がないと購入できない薬となっているとのことですが、韓国入りするまで斎藤選手はチームで行動しており、薬局に行く時間も無かったとのことです。
また、新たなことが分かりましたら、追記させて頂きますが、齋藤慧選手にはドーピングまでする動機が無いですし、何かの間違いだと信じたいですね。
齋藤慧選手のコメント全文
今回、この様な検査結果が出たことに大変驚いています。
ドーピングを行おうと考えたことはこれまでに一度もありません。
アンチドーピングの講習会や連盟主催合宿での指導などを通じて、アスリートとしてドーピングは絶対にしてはいけないと理解していました。
また、無意識に摂取することがないよう、けがをした時や体調を崩した時に病院で処方される薬については、事前に専門家に相談していましたし、日常の食事や飲み物にも気を付けていました。今回検出されたアセタゾールアミドは、利尿剤で、本来は、高山病の予防、そのほか緑内障、てんかん、メニエール病、睡眠時無呼吸症候群などの治療薬だそうですが、筋肉増強剤を隠ぺいする目的、体重を落とす目的などで使う人がいるため、禁止薬物にされていると聞きました。
私は、筋肉増強剤を使用したことがありませんので、それを隠そうなどとは考えませんし、利尿剤を使用して体重を落とそうと考えたこともありません。
この薬を使用するメリットも動機も私にはありません。1/29にも合宿中に受けた検査ではどのような禁止薬物も検出されず陰性であったため、いかなる禁止薬物も体内になく、以上のことから、自らの意志で何かの薬物を接種したという事実はありません。
今回の検査結果が出てしまったことについては、偶発的に起きた出来事により禁止薬物が無自覚のまま口に入ってしまったものだとしか考えられません。今回の結果については身に覚えのないことで不可解であると感じ、自身の身の潔白を証明するために戦っていきたいと考えておりますが、今、それを要求することはオリンピックを戦っているチームの皆に迷惑をかけると思ったので、暫定資格停止という決定を受け入れ、自発的に選手村を出てチームを離脱致します。
最後までチームJAPANの一員として同じ場所で戦いたいと思っていましたが、残念です。チームを離れてもチームの一員として仲間を応援しています。
2018/02/12
その後、スポーツ仲裁裁判所(CAS)と審理の結果、恣意(しい)的ではなく、検査方法にも不備があったとして、資格停止処分ではない、軽度の譴責(けんせき)処分となりました。
その判定がされるまで、約1年間も試合に出られませんでしたが、国内の復帰初戦にて、見事「優勝」を果たしておられます。
競技予定日程
平昌オリンピックでのショートトラック日程は下記のとおりです。
競技会場は韓国・江陵市の江陵アイスアリーナ。
2018年2月10日
女子3000mリレー予選 齋藤仁美選手(予定)2組-20時52分開始(日本時間)
※日本女子リレーチーム2組4国中4位で決勝進出ならず、順位決定戦(5~8位決定戦)へ。
女子500 m予選
男子1500m予選・決勝
2018年2月13日
男子5000mリレー予選
男子1000m予選
女子500m予選・決勝
2018年2月17日
女子1500m予選・決勝
男子1000m決勝
2018年2月20日
女子1000m予選
男子500m予選
女子3000mリレー 5-8位決定戦 20時23分から 齋藤仁美選手(出場予定)
女子3000mリレー決勝
2018年2月22日
女子1000m決勝
男子500m決勝
男子5000mリレー決勝
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ショートトラック競技
1988年カルガリー大会では女子3000mで獅子井英子が「金メダル」、女子3000mリレーで「銀メダル」(獅子井英子、山田由美子、竹内洋美、木下真理子)、男子500mで石原辰義が「銅メダル」になっています。
1992年アルベールビル大会では男子5000mリレーにて「銅メダル」(石原辰義、河合季信、赤坂雄一、川崎努)。
1998年・長野大会では男子500メートルで西谷岳文が「金メダル」、植松仁が「銅メダル」を獲得しています。
2002年ソルトレイク以降、2014年ソチ・オリンピックでも、日本選手のショートトラック・メダルはありませんが、例えば、2006年トリノ大会では荒川静香選手の金メダル以外、誰も日本選手はメダル獲得には至っていませんので、それだけ冬の競技は、競技全体で各国のレベルも高いです。
このように、かつては日本のお家芸とも言われたショートトラック競技ですが、最近の個人種目では中国・韓国などの選手がレベルを上げており強いです。
フィニッシュ(ゴール)は、スリットカメラでブレードの先端を1/1000秒まで計測しますので、僅かな差が粘りどころです。
前の選手を押す、引っ張るなどの妨害行為をすると失格になりますが、かつて誤審も多かったため、今ではビデオ判定にて判断されます。
転倒もめずらしくなく、反則行為で不利を受けた選手は2位以内に入らなくても次のラウンドに進める「救済措置」があるり救済措置の判定も勝負を左右します。
日本がメダルを期待できるのは、リレー競技となります。
男子は5000m、女子は3000メートルですが、1チーム4人(補欠1人)で、1レース4チームで争います。
最初に1人が1周以上滑った後は、いつでも、どこでも選手交代が可能です。
両手で次走者の腰を押してリレー(中継)します。
最終走者は、最後の2周をひとりで滑走しなければなりません。
ショートトラック代表選手一覧
男子選手
坂爪亮介 (株式会社タカショー)
吉永一貴 (名経大市邨)
横山大希 (トヨタ自動車)
渡邊啓太 (阪南大学)
齋藤慧 (神奈川大学)
補欠
岩下聖 (福井県体育協会)
村竹崇行 (しまだ病院)
坂下里士 (トヨタ自動車)
女子選手
菊池純礼 (トヨタ自動車)
齋藤仁美 (㈱オーエンス)
神長汐音 (小海高校)
菊池悠希 (ANA)
伊藤亜由子 (トヨタ自動車)
補欠
酒井裕唯 (保健科学グループ)
渡邉碧 (武蔵野学院)
平井亜実 (中京大学)
以上、選手の皆様には悔いの残らないレースができるよう、応援したいですね。
→齋藤仁美さんのプロフィールと経歴詳細
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