相模原市向原の星空
星は空から轟音と共に落ちて来る。
山は轟音と共に光る星を吹き出す。
落ちた星は皆冷えて岩になった。
石や岩は各地で祀られている。
それはかつての星神の姿である。
相模原市向原1丁目1の直線道は220度に伸びる。
(北を0度、東を90度とした場合)
ここから天気が良ければ雪を被った1000m級の山々が今も見える。この220度の道を延長すると正面の塔の岳1460mに至る。
この山頂に大火星、さそり座のアンタレスが巡ってくると、織姫星が天頂に来ている。
すべての人の頭上に、縄文時代に北極星であった巨星が輝く。
その時を待つための直線道が向原に今も残っている。
この道は古代天文学の観測装置である。
追記
220度という数字は万葉集の頃の数字である。
現在は210度の向きにアンタレスが来ると織姫星が天頂に見える。