相模原市の教育委員会が、市内の小学校・中学校全校の教室に「冷房」を設置する方針を出していた件で、相模原市は順次、普通教室に空調設備を設置することになり、2019年度までに全109校にとの目標を設定しました。
現在、エアコン設置済の学校は航空機騒音で窓が開けられないなどの理由がある所に限られており、市立小中学校全109校のうち、普通教室に空調設備が設置されていないのは84校。
未設置の学校では夏に体調不良を訴える子供が増加していました。
相模原市では「熱中症の事故や学習に支障が出る前にできるだけ対策を急ぎたい」としており、2015年度には高校受験への影響などを考慮し、まず中学校18校への設置を予定。
同じ政令指定都市の川崎市では2009年度までに市立小中学校164校のうち、大規模改修などを予定している9校を除いて全校にエアコンを設置済であり、東京都23区内の公立小中の普通教室は95%が冷房完備。神奈川県内では大和市、海老名市、綾瀬市、逗子市も既に設置済みです。
厚木市でも約4億円掛けて、2014年度中に全校に設置される予定。
ただし、横浜市では予算不足で進んでいません。