2014年2月14日(金) の大雪「相模原」に関する記録です。
今後の参考の為に、その時の内容をこのまま残しておきます。
→ 2月14日大雪の相模原積雪情報などは新ページに内容を移しました。
※下記の情報は過去の積雪情報です。一番新しい相模原雪情報は「防災」カテゴリよりご覧頂けますと幸いです。
相模原市内で積雪の為、通行止になった箇所
国道20号 大垂水峠
国道16号 橋本陸橋(横浜線)
塚場の坂道
その他、津久井など、警察等が通行止を決めたものの、発表されなかった地点もいくつかあった模様です。
相模原市内に限らず、道路はどっさりと積雪があり、バスが通行する大通りでも、雪でアスファルト(地面)が見えず、真っ白状態ですので、幹線でもスタッドレスタイヤ又はチェーンが100%必要です。
積雪は先日(2月8日)の大雪(相模原27cm)よりも積雪が多くなっており、もはや、車道と歩道の境目もわかりません。
その歩道との段差にてトラックが、スタック(動けなく)しているのも見ました。
もちろん、しっかりとチェーンを履いているトラックです。話には聞いていましたが、トラックは積雪がスゴイと、チェーンを履いていても進めないのです。
もはや危険ですので、今からの不要な外出は避けましょう。
建築基準法での相模原積雪荷重量は35cm(津久井40cm)です。実際にはもっと耐えられるような設計で住宅を建てますが、状況によっては家屋の倒壊にも注意が必要かも知れません。
特にカーポート(車庫)の屋根の崩落には注意が必要です。
実際に、夕方から夜にかけて、厚木から車で走行して参りましたが、国道246号の金田陸橋や相模大橋では、道路上で動けなくなった車両があったり、国道上でチェーンを履く作業をしていたりで、とにかく走行車線をふさいでいました。
同様に、県道や市道でも「坂道」の手前でチェーンを巻いていたり、坂道では動けなくなって斜めに止まっている車両などが10台程あった坂もあり、1つの坂道を通過するのに、対向車が来ないのを確認しながら交わして通行する為、とても困難で時間も掛かりました。
もっとひどい坂では、坂道や陸橋の前後で大渋滞になっている推測致します。
相模原市内の坂道には、市や警察の要請で、ブルトーザーなどが出動していますが、これから雪が強くなる為、除雪作業と言うよりは、ショベルカーなどで、坂道で動けない車両を引っ張り上げているような状況です。
前回(2月8日)の大雪同様に、国道16号は、大宮~八王子~横浜のほぼ「全線」で渋滞が激しくなっています。国道17号の群馬方面が動いていない影響で、渋滞が横浜まで繋がっている感じでして、極端な話、前橋~横浜間が渋滞と言っても過言ではありません。
八王子の片倉で積雪36cm。これから八王子方面に抜けるのは非常に困難になっています。前回の大雪では、相模原から八王子まで6時間掛かったと言う報告もありました。
そして、22時30分頃、16号橋本陸橋(横浜線)が、前回の大雪同様に通行止となり、塚場の坂道は2日後まで通行止となりました。
国道129号は、橋本から厚木の間、両方向とも、ほとんど全線で渋滞となり、3時間たってもまだ129にいるとの情報も。
国道20号も、半蔵門から高尾までほぼ全線で両方向渋滞。
津久井方面は、前回の教訓からか、そもそも走っている車が少ない模様で、目立った渋滞はなさそうですが、国道20号の大垂水峠は積雪によりスタック14台で通行止。
相模川の高田橋から先の愛川町方面は、21時頃よりチェーン規制となりました。
渋滞の原因はノーマルタイヤの車と、高速の開通待ちトラックです。
スタッドレス・チェーンで雪道を走れる乗用車であれば、遠回りになっても国道や県道などできる限り避けて、また、急な坂道がある道路をできる限り避けて、進むと、国道での渋滞にはまるよりはマシとなりますが、それでも所要時間は普段の2倍掛かるので、覚悟が必要です。
※下記写真は、相模湖付近の国道20号 (2月14日 19:00現在の映像写真)
東名はチェーン規制ですが、首都高から横浜町田ICまで2時間以上の渋滞。その後、夜遅くに通行止となり、その後2日間以上、高速上で動かない状態が続きました。
中央道もチェーン規制のあと、通行止め区間がだんだん東に拡大して相模湖付近も除雪が追い付かず、23時頃、八王子から西が通行止になりました。
大月ICでは、付近の国道20号も動かないため、約400台が、高速上にて立ち往生しました。
圏央道は夕方の時点で既に通行止状態。
電車は、JR相模線が運転見合わせ、JR横浜線は走行中に車内の電気が消えたり、積雪で定位置で止まれなくても、頑張っていましたが、相模原駅で90分停車したままなど、その後、夜0時をまわった頃、運転見合わせとなりました。
JR中央本線は、高尾から西が21時30分頃より運転見合わせとなりました。相模湖駅付近では架線が切れています。
小田急は全線で速度を半分にして運行しているため、所有時間も2倍以上掛かり、大幅な遅れ。京王電鉄も同様に60分程度の大幅な遅れ。翌朝は、北野~高尾山口が運転見合わせとなりました。
神奈中バスは、現時点では、津久井の三ケ木から先が、運休となっている区間がある他、水郷田名行きのバスは、田名の坂道が降りれなくなりました。
その他も、不通区間が拡大し、雪がやんだ翌日は、路面の状態が悪いだけでなく、運転手も出勤が困難で、約700本の路線のうち、動いているのは30本程となりました。
風に煽られて、電線や木などから雪が「ドサッ」と落雪もし、埼玉県などでは落雪での死亡者も出ました。
水分を含んでいる重い雪ですので、カーポートの屋根などは相模原でも多数崩落しました。
実際に、八王子では商店街のアーケード、厚木基地の格納庫の屋根、こどもの国駅のホームの屋根が崩落しています。
「停電」にも注意で、東京電力管内では最大21万世帯が停電。相模原では雪がやんだ翌日(2月15日)の夕方と翌日(2月16日)、津久井の牧野地区で停電しました。16日の停電は12時間以上。
なお、東名高速は、2月16日夜になって開通したものの翌日17日も大渋滞。
圏央道・中央道と国道20号の上野原~大月も、2月17日になってもいまだに通行止状態です。
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