パソコン自作情報 Windows 8 

 下記の情報は筆者が実際に行った作業に関する情報ですが、皆様が同じ作業を行う上で、同様に成功すると保証するものではありません。参考にご紹介するまでであり、ご自身で行う場合は自己責任にてお願い申し上げます。

 ヤフーオークションで メモリ を増強してみる

Windows 8 サクサク パソコン自作情報 (ATX向け)

 ▼経緯

 2006年に、当時、最高レベルのCPUだった Pentium D を使用したの自作4号機を作りましたが、6年も経過すると、さすがに性能が貧弱です。
 Windows 8 も発売された 2012年10月に、自作パソコンを一新することに致しました。

 ▼調査

 買い替えにあたり、まず最新のCPUを調べました。買い替え時点(2012年10月)での最新CPUは、インテル Core i7 が、我々が使うような家庭用パソコンでは、最高峰の性能を誇っています。
 しかし、最新すぎてまだ大変高価です。その為、ワンランクダウンさせた Intel Core i5 を狙ってみました。
 Intel Core i5 で、2012年4月に発売された、この時点で一番新しいCPUが、3570K です。GPU(内蔵グラフィック機能)もインテル最新の HD4000 ですし、価格が比較的手頃な為、採用することにしました。

 このCPUが乗るソケットは、LGA 1155 です。
 本当はマザーボードも高性能タイプにしたいところですが、これまた価格はきりがありません。その為、自作ではこの時点で人気の Intel 7 Series H77系 (2012年4月発表) にしてみました。
 ストレージは起動が早くなるSSDにしたいところですが、まだまだ、価格が高いです。その為、HDDで辛抱することに。

 メモリは、この時点で最高性能となる DDR3-1600(PC3-12800) でも、そんなに高くないので選択しました。

 ▼購入内容
 
 PCケースと、CPUクーラーだけは、そのまま流用です。
 ケースと言っても、私のは、ATXアクリル板に固定するタイプで、カバー(ケース)なる部分はない、むき出しタイプです。

 CPUは、色々悩んだのですが、2012年4月に発売された最新の Core i5 3570K BOX を19000円で購入しました。
 第3世代の“Ivy Bridge”対応で、CPUコアは4つで、今のPentium D (当時は最高レベルだった) プロセッサの10倍は性能が良さそうです。
 ちなみに、インテルのCPUは、マレーシアで生産されています。

 マザーボードは、ASUS P8H77-V にしました。現在の定番ボードで、人気もNo1です。
 ASUS(アスース、エイスース)は、話題の google タブレットPC Nexus 7 を製造している、台湾のメーカーであり、マザーボードも昔から動作が安定していて故障が少ないようなので、昔からアスース使ってます。9500円。
 モニターである液晶テレビとは HDMI にて繋ぎますので、ハイビジョン同様の高画質となります。
 今後、映像出力の主流になる可能性がある DisplayPort も、搭載されているので、しばらく、マザボを買い換えなくて済みそうです。

 ハードディスクは、Seagate ST2000DM001 バルク品 (2TB/キャッシュ64MB/6G-SATA600/7200rpm)にしてみました。
 Seagate社は、アメリカにある世界トップメーカーですが、生産はタイです。
 予算があればSSDが良かったのですが、断念してHDDにしましたが、それでも、性能的にSATA600の回線速度ですし、大容量2TBで回転数7200rpmで、なんと7000円と、高性能で低価格です。
 問題は、耐久力ですが、その辺りは、新品パソコンを購入しても、ハードディスクが一番壊れやすいのと同じですので「運」が重要となります。

 メモリは A-DATA社製 DIMM DDR3 SDRAM PC3-12800 4GB を 2本購入。
 最近のメモリは相性もだいぶ良くなっていると言う事で、適当に3200円と安かったのを購入。
 でも、A-DATA社は台湾で、メモリの工場もタイですが、たった800人の従業員なのに、キングストンに次いで、DRAM世界第2位のシュアを誇る信頼できるメーカーです。
 こんな高性能メモリがこんなに低価格で売られているのですから、日本の半導体メーカーが太刀打ちできる訳ありませんね。
 
 ブルーレイRAMドライブ BH10NS38 バルク品
 光学ドライブは、今、使用しているブルーレイRAMドライブを外して移し替えます。
 ちなみに、韓国のLG電子製です。

 電源は、今のも故障はしていないのですが、省エネ型と今後の耐久力を考慮して、新品にしました。
 玄人志向 KRPW-L4-400W で、2500円と安いです。
 今のPCは省エネなので、HDDなどたくさん付けなければ、400W用で充分です。

 CPUクーラーは、今年の夏に購入した、KABUTO SCKBT-1000 を転用します。
 静音で充分に冷やすことができ、価格も安くて良いクーラーです。もちろん、音さえ辛抱できれば、Intelの純正クーラーでも、問題ありません。

 OSは、Windows 8 DSP版
 DSP版と言うのは、販売代理店向けの市販品という意味で、最初から完成されているパソコンを買うのではなく、パソコンを部品で購入した場合などには、このようなDSP版を購入して、自分でOSをインストールします。
 Win8からは、OSが単体で買える様になり、9600円くらいで買えましたので、安かったです。
 DPS版は、マイクロソフトの電話サポートを受けられませんが、完成パソコン買っても、マイクロソフトに電話したことなんて、1度もないので、もともと電話サポートは必要なく問題ありません。
 これで、Windows XP から、一気に Windwos 8 になりました。
 マイクロソフトも今やタブレットを意識しているため、スタート画面が、今までのWinと異なり「なんだこりゃ?」です。慣れるまでは時間が掛かりそうです・・。

 しかし、30年前まではパソコン関連部品の大半が日本製でしたが、価格競争に敗れ、今や、日本製の部品は皆無で、さびしい限りです。
 昔はその製品を作る技術が、そのメーカーにあった訳ですが、現在は、技術と言うより機械やロボットで自動生産します。
 要するに、製造するための機械が高性能になっている現在では、その製造装置さえ手に入れば、どこの国でも、誰でも生産できてしまいますから、当然、人件費が安い国で作る傾向にある訳ですね。
 半導体の製造装置も日本のルネサスが誇る製造装置技術であり、そのルネサスの製造装置を導入した世界の半導体メーカーが、メモリを作れる訳ですので、ルネサスが倒産すると、メモリ生産の根本である製造装置技術が失われて困る為、トヨタなどの各企業が再建に向けて出資している訳です。
 ちなみに、Windows 8 のOSだけは、メイドイン・ジャパンでした。

 さて、画像処理のグラフィックボードですが、AUSUの P8H77-V には、CPU内臓GPUにて映像処理を行え、購入したCPUも現時点で最高グラフィックス機能の Intel? HD Graphics 4000 搭載なので、マザーボードの内臓グラフィックで、しばらく試してみようと思っています。
 しかし、昔に比べて相性問題もかなり改善されていますし、いまや、パソコンを自分で作るのは、プラモデル作るよりも簡単すぎますね〜。


 ▼取り付け(取付け)

 ASUS P8H77-V にサクサクっと、取付けて行きます。
 HDDと、ブルーレイドライブは、SATAケーブルで繋ぎました。

 ▼起動

 すべて繋げたら、さっそく、Windows 8 をインストールすることに・・。
 Windows 8 のCDを起動させます。
 光学ドライブが、ブーン、ブーンと、高速運転する音が、何度も鳴り、インストール開始。
 昔のWindows95の頃に比べたら、OSのインストール時間も、だいぶ短くなりましたね。

 インストールが完了して、Windows 8 が初めて起動しました。
 今回、スタート画面がスマホ風になり、大きく変わりましたが、デスクトップ画面にも行けますので、操作性は、事前の評判よりも、そんなに難しくないと感じました。すぐに慣れます。
 
 しかし、最初の再起動をしてみたら「重大なエラー」が発生して、Windowsが起動しなくなりました。
 どうも、色々といじくりすぎてから、再起動を掛けた結果、エラーが発生してしまったようです・・。
 
 その為、再度、OS のインストールからやり直し・・。

 その後は、色々といじっても、こまめに、その都度、再起動することにしまして、その後は、エラーなどは全く発生していません。
 おすすめ対処法としては、OSのインストール後、最初にやることは、マザーボードのBIOSを最新のものに更新する作業にすると良いかと存じます。

 新しいCPUやマザーボードと言うことで、クーラーは、CPU用と、HDD用の2種類のみ動かしていますが、どうも、HDDクーラーが古すぎて、ファンの音がうるさいため、その後、HDDクーラーも10年振りに交換してみました。

 ▼初心者の方への注意

 もし、筆者と同じように古いPCケースをそのまま使う場合には、今お使いのパソコンと同じフォームファクタ(規格・サイズ)のマザーボードを選ぶことが一番最初に必要なことです。
 マザーボードの標準規格(大きさ)は主に下記の2種類があります
    ATX   M-ATX(Micro ATX)
 市販されている小型のデスクトップパソコンやノートパソコンによっては、小型化するため特殊な規格(特殊な大きさ)のマザーボードを使用している事が多く、マザーボードだけを高性能なものに交換する事はできないタイプがありますので、ご注意下さい。
 事実上ノートパソコンは小型化の為、メーカー自社開発など特殊なマザーボードの場合が多い為、無理と思ったほうが無難です。その点、大きな箱型のデスクトップパソコンは拡張性が高く、将来のマザーボード交換も比較的容易です。
 ※市販パソコンは改造するとメーカー保証などは受けられなくなります。


  <後日談>

 古いマザーボードなどは、オークションにて売却致しました。合計約3000円で売れました。
 (参考サイト)  Windows8 パソコン自作パーツおすすめ情報



 日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス 

 
 以上2012年11月情報改定     昔のパソコン改造・自作情報 

相模原情報発信基地に戻る